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実力の無い人間が台湾のトップ大学に入学するととても苦労する、とは言うけれど

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筆者と同じく台湾の大学に正規留学しているamikawaさんのブログにこんな記事があったので、今回はそれを読んで僕が感じたこと、僕自身の考えを書こうと思う。

 

amikawa.blogspot.tw

 

”実力のない人間”が台湾のトップ大学に入学した直後の話

台湾大学は言わずと知れた、台湾トップの大学です。現地の学生はここへ入学するために長い間勉強して来たエリートばかりです。 

台湾大学は言わずもがな、台湾のトップ大学に入学できる現地の学生は厳しい受験戦争を勝ち抜いてきた強者たち。ただ外国人留学生はそんな現地の学生と比べると割りと簡単に入学できたりする。なので、

しかしですね…いくら外国人学生の入学は容易とはいえそこは台湾トップ大学。周りは優秀(な学生が多い)です。そこへ実力のない私のような人間が入ってしまうと、自分の頭の悪さをいやでも思い知ります。どうしても優秀な同級生たちと自分を比べてしまって、自己嫌悪に陥ります。 

となってしまうことが普通にある。僕もその一人だった。全く違うシステムを使って入学してきたからクラスメートたちとは実力が全然違うわけ。最初の頃は自分とその優秀なクラスメートたちを比べて自己嫌悪に陥ってた。「僕はなんてダメな人間なんだろう」とね。でもね、ある日そんなことを考えても仕方ないって思ったんだよね。

そもそも僕がクラスメートたちと自分を比べてしまう原因はテストと成績にあった。台湾の学生たちは小さい頃から勉強とテストばかりさせられているから、トップ大学に入学できるような学生は当然「テスト慣れ」してるわけ。当然成績も良い。特にできる学生だと「好成績の取り方」というものを熟知してる。すごいよね。

では僕はどうだろう?日本の学校でもテストは沢山あったけど、台湾とはまた違う。台湾の学校でテストも勉強もしたことがない僕が現地の学生に真っ向から勝負なんて初めから無理。アホみたいに勉強して初めてスタートラインに立てるかどうかぐらいじゃないかな。だから考え方を変えることにした。まあ、要は開き直り笑。

テストと成績「だけ」にこだわらない

 そもそも自分の場合、勉強は好きだったけど「テストが得意」ではなかったので、成績におけるテストの比重が多い科目はほんと成績が悪かったです(一応単位は取れたけどね)。もちろん、成績は良いにこしたことはないと思う。奨学金は好成績のキープが条件だったりするし、交換留学したい人は一定レベルの成績は絶対に必要。でもね、成績が「全て」ではないよね、って話。

テストの点が悪いことの言い訳をしてるわけではなくて、確かに勉強不足だったかもしれないけど、テストはあくまで授業で習ったことを発揮するための「手段の一つ」にすぎないと思う。だからこそちゃんとしたテスト設計がされてないといけないと思うんだけど、正直な話、テストが結構適当な教授も少なくはない苦笑(ひたすら暗記する「だけ」とかね)。だから「勉強とテストが得意」な学生がより高い点を取れるわけ。でもそんなテストなんの意味があるの、と思ったりもする。

それからテストや成績よりもその授業を通して「何を学ぶか、どう学ぶか」について考えるようになった。極端な話、単位さえ取れれば成績なんてただの数字なんだから、先生がくれる成績よりも自分がその授業を通して何を学ぶかどうかの方が大事だと思う。どの大学にもいわゆる「楽単(楽に単位を取れる授業)」というのはあると思うけど、その授業に単位目的「だけ」で行くのは勿体無いかな、と思うようになった。何か学べるものがあるならもちろん積極的に受けに行くけどね。

大学では中国語が「読めて、書ける」だけではどうにもならない?

 当たり前っちゃ当たり前だと思うけど、外国人学生が中国語が「読めて、書ける」こと自体は特にアドバンテージにならない。何故かというと、外国人学生は英語で書いても大丈夫という教授も多いから。実際僕のクラスメートのグアテマラ人の子は中国語が全然読めないし書けない。でも、資料は英語なことが多いし、むしろ英語が得意な方がアドバンテージになったりする。もちろん、中国語も読めて書けた方がいいだろうけど、ネイティブ並に中国語の資料を読んだり文章を書いたりするのはまあ相当難しい。だから「読めて、書ける」だけではどうにもならないのは事実です。

大事なのは中国語を「読めて、書ける」こと自体ではなくて、とにかく英語でも中国語でも資料をしっかりと読んで、とにかく文章を書くことです。どうしていいか分からなくなったらクラスメートと先生に相談しましょう。ちゃんとしたことなら親切に話を聞いてくれるはず。だからとにかく必要な資料と教科書は読もうね。

母語でできないことは、当然外国語でもできない?

これに関しては概ね間違ってないと思う。例えば、グループワークではメンバー同士の連携がすごく重要になってくるけど、そういう他の人との連携において大事なのは「言葉の能力」というよりは根本的な「コミュニケーション能力」や「情報処理能力」だったりする。だから、日本語とか中国語とか使用言語自体はあまり関係ないよね、と思うわけ。もちろん、クラスメートたちとちゃんとコミュニケーションが取れるだけの中国語か英語は必須だけどね。だから最初はできなくても授業と課題を通してできるようになればいいと思う。

中国語のライティングに関して

中国語のライティングに関しては、人文系や社会科学系の専攻だったり授業を取るなら避けては通れない道。アカデミックな文章ってネイティブで書くのが難しかったりするので外国人学生は言わずもがな。僕は文章を書くのは好きだけど、未だにちゃんと書けてるか自信はない笑。先生からもクラスメートからも特に何も言われたことがないし、レポートの成績は割りと良い方なので、一応ちゃんとした文章は書けてると思う。アカデミックな文章はほんと難しいのでとにかく色んな文献を読んでみて参考にするしかない。そしてとにかく書く。それだけ。

卒業までに得られたのが「中国語だけ」では悲しい?

大学で学ぶということは、自分で模索しながら知識や考え方を身につけていくことだと思います。今それを中国語でやっているんですが、卒業したときに得られたのが「中国語だけ」では悲しいことだと思います。 

 ほんとその通りで、中国語を学ぶ「だけ」なら語学学校へ行くだけで十分だと思う。大学はあくまで何かを学ぶ場所というのは日本も台湾も変わらない。別の記事でも書いたけど、正直台湾の大学でしかできない何かが自分の中でないとモチベーションもそうだし、勉強がキツくなってくると思う。amikawaさんも記事中で、

特に「台湾が好きだから」、「中国語が好きだから」という理由だけで台湾大学に入学してしまうと、四年間学問に対するモチベーションを保つのが大変かもしれません。大学は勉強するところですし、もともと専攻に対する好奇心が無いと、学部の後半からキツくなってくると思います。 

 と言ってる通り、専攻に対する興味がないと途中で大学を辞めてしまうことになるかもしれない。だから台湾の大学進学を考えている人達はよく考えてね。

実力の無い人間は台湾のトップ大学大学に入学するべきではない?

僕は決してそうは思わない。むしろ入れるチャンスがあるならどんどん挑戦するべき。なぜなら単純にトップ大学の方が学習環境が充実してるから。ただ大学によっては合う合わないもあるのでそこは自分でしっかりと見極めて欲しい。

まとめ
  • テストの点数と成績は気にしすぎるな(ただし単位はしっかり取ろう)
  • 課題も最初はできなくても「ちゃんと」やってれば徐々にできるようになるから頑張れ
  • 英語でも中国語でもアカデミックな文章は難しいから沢山資料を読んでとにかく書こう
  • 中国語を学ぶため「だけ」に台湾の大学へ行くのは危険
  • 実力の無い人間でもトップ大学に入れるチャンスがあるなら挑戦するべき
  • 台湾の大学進学を考えている人達はよく考えてからどうするか決めよう

下の記事も読んでねー。

 

xiangershoji.hatenablog.com

 

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