jiyucho@taiwan

留学生活、旅行など

筆者が高校卒業直前から台湾の大学に入学する前にしたこと

f:id:xiangershoji:20170620033413j:plain

 

今回の記事では筆者自身が台湾の大学に本科入学する以前は何をしていたかというところにフォーカスして記事を書く。今後、台湾の大学へ本科入学しようと思っている方の参考になれば幸いだ。

 

 

筆者の背景について

筆者が台湾の大学へ本科入学しようと決心したのは高2の夏休み頃。それ以前は大阪の某有名教育大学へ行って卒業後は地元でのんびり教師をするつもりだったが、台湾の大学へ行くと決心した時にその夢は放棄した(笑)。我ながらきっぱりと夢を放棄したなと思う。潔しいと言うべきか適当と言うべきか(笑)。

台湾の大学へ行くと決めた後は一切センター試験など日本の大学試験対策はしなくなった。高校内での大学模試も強制参加のもの以外は全て受けなくなったし、放課後も塾へ行ったり自習することはしなくなった。気持ちを全て台湾の大学への入学という目標にぶつけたかったからだ。筆者が日本と台湾の大学を同時に対策できるほど器用じゃなかったというのもあるが(笑)もちろん普段の授業や高校内で行われるテスト勉強は真面目にしていた。台湾の大学の申請時に高校の成績を提出しなければいけないからだ。ちなみに内申点は見られないと思う。

筆者が高3の年の12月、高校最後の期末テストが12月で終わるので筆者は12月から卒業直前の翌年2月末まで台湾へ短期留学することにした。翌年1月末から高校の授業はあったが、1、2月の授業を全て休んでも欠席日数が卒業に影響しなかったので高校を休んででも先に台湾へ行こうと思っていた。先に行くことによって台湾の環境に慣れることもできるし、いち早く自分の目で台湾という国を確かめたかった、というのもあったからだ。

台湾の大学へ入学すると決めていたものの12月に行く前に中国語はほとんど勉強していなかったので、来たばかりの頃は台湾人の親戚たちとほぼコミュニケーションを取ることができませんでした。今、考えてみるとコミュニケーションがちゃんと取れなかったはずなのにちゃんと?生活自体はできていたことが不思議です(笑)。ちなみに親戚は英語は喋れませんし、日本語は少し喋れますが、日常会話ができるレベルとかじゃなくて単語レベルなので日本語でコミュニケーションを取ることはできませんでした。なのに一応意思疎通はできてたので人間、言葉がなくても何とかなるものですね(笑)。もちろん、言葉で意思疎通できるのに越したことはありませんけどね。

台湾へ行ってから1週間ほどは環境に慣れるために居候先の伯父さんに色々台北市内を案内してもらった。まだ言葉は全然喋ることはできなかたったが、喋れないなりにMRTとバスの乗り方を学んだ。今後は自分一人で中国語の勉強をしに学校へ行かなければいけなかったからだ。幸い、伯父さんの家からはバスでもMRTでも学校までは30分以内で行けたので台北に来たばかりの筆者でも問題なく一人で通うことができたので台北の交通の便利さを実感する。もちろん、最初はよくバスに乗り間違えたりしていたが(笑)。

12月から翌年2月中旬までの約2ヶ月間お世話になったのは大学付属の語学センターではなく「国語日報」という新聞社だった。新聞社と言っても一般的な新聞社ではなく、小学生向けの学習用新聞を発行している少し面白い新聞社である。新聞の内容は他の一般的な新聞社のに比べて簡単だし、「注音符号」という台湾で使われている発音記号も書かれているので漢字を全て読むことができない小学生達も安心して読むことができる新聞となっている。その新聞社が外国人向けの中国語教室のクラスも開講しているので基本から徹底的にやりたかった筆者は親戚の勧めもあったので高校卒業直前まではここで勉強することにした(大学付属の語学センターは高校を卒業していないと入ることができないというのもあった)。

國語日報社語文中心

筆者は事前に中国語の勉強はほとんどしていなかったので、国語日報では一番簡単なクラスから始まりまった。平日に日常会話を勉強するクラスと台湾で使われている発音記号である「注音符号」を学ぶクラスを2時間ずつ受けていた。つまり週5日10時間である。

日常会話クラスでは先生が台湾人ではなく上海人の方で、発音はやはり中国語の先生なので標準的なのだが、台湾人とはまた違った訛りだったので少し慣れるのに苦労した覚えがある。そのおかげ?で今では異なる訛りの中国語を聞き取れるようになった(慣れれば訛りの違いは大した問題ではないと思う)。

発音記号を学ぶクラスの方では徹底的に注音符號を頭に叩きこまれた。この授業を受けたのは1ヶ月だけだったが、毎日2時間も同じように見える記号を見せられて発音も徹底的に直されたので短期間で注音符號が読める、書けるようになったし、発音の方も比較的普通の日本人よりは訛りの少ない標準的になったと思う。台湾以外の中国語が使われている地域では、この注音符號ではなく拼音(ピンイン)が使われているのだが、ほとんどの台湾人はそのピンインが分からないので、台湾でこれから中国語を勉強しようと思っている方は、台湾人との言語交換の時に便利なので注音符號も勉強することをオススメする。

國語日報社語文中心(ウェブサイト、中国語と英語のみ)

國立臺灣師範大學國語教學中心

2月中旬までは國語日報で勉強して、2月末には高校の卒業式に参加するために日本へ一時帰国した。本当に卒業式に参加するためだけに帰国しただけなので、卒業式の翌日には新しい語学センターのクラス分け試験に参加するために台湾へ戻った。我ながら当時はすごくストイックだったなと思い(笑)。
台湾へ戻った後は2月まで行っていた國語日報ではなく、國立臺灣師範大學(以下師範大)の語学センターへ行くことにした。基本的な中国語は既に習ったので大きい大学の語学センターで勉強した方がより多くの人と出会うことができるし、学習環境も整っていると思ったからだ。実際師範大の語学センターは台湾でもトップレベルの環境の良さを誇るし、先生達も授業自体もかなり品質は高いのだが、あまりに有名なため、ほとんどのクラスに日本人が2、3人はいるという状況になっている。ある意味日本人が沢山いるので安心感的なものはあるのかもしれないが、筆者はどちらか言うと中国語の勉強中はあまり日本人と関わりたくない派だったのでクラスに何人も日本人がいるという状況には少し困った。

もちろん、どんなに頑張っても自分自身が日本人である限り、台湾現地にいる日本人の方々と全く関わらないというできないだろうし、日本人の方ともある程度情報交換することは意義のあることなので全く日本人に会わない、ということではない。ただ、語学学校のクラスメイトだと放課後にご飯へ行くなど一緒にいる時間が長いので必然的に日本語を話してしまう機会が多くなってしまう。これでは中国語の勉強に集中することができないと思った。

臺灣師範大學國語教學中心(ウェブサイト、日本語あり)

國立政治大學華語文教學中心

なので、半年間(2学期)師範大で勉強した後は國立政治大學(以下政治大)の語学センターへ行くことにした。理由は2つ。
1つ目は、政治大が志望校だったから。ほとんどの人は台湾大学(以下台湾大)を第一志望とするが、筆者は個人的に台湾大があまり好きではなかったので、政治大を第一志望としていた。台湾大が好きじゃない理由は雰囲気とか校風とか完全に個人的なものなのでここでは割愛する。政治大は台湾大と違い市内から少し離れたところにあるので交通の便は良いとは言えないが、山の近くにあり台北の中では空気は良い方だし、勉強にも集中できそうだと思ったから漠然とではあるが、この大学で勉強したいなと思っていた。
2つ目は、クラスメイトが日本人ばかり、という状況から離れたかったからだ。さっきも言ったように、一緒にいる時間が長いクラスメイトに日本人がいると必然的に日本語を喋る機会ができてしまい、中国語学習に少なからず影響を与えてしまう。政治大は比較的日本人が少ないという事前情報を得ていたから中国語学習に集中するために語学センターを替えることにした。事前情報通り日本人はあまりいなかったし、クラス分けで決まったクラスにも日本人は筆者だけだったのまさに狙い通り。ただ、最近は政治大の語学センターも日本人学生が増えてきたので、クラスのレベルによっては1クラスに2、3人日本人がいてもおかしくないかもしれない。

政大華語文教學中心(ウェブサイト、日本語あり)

言語交換の話

それから1年間(4学期)、政治大の語学センターでずっと勉強していた。ただ、語学センターは師範大も政治大も1日3時間しか授業がないから、それ以外の時間をどうやって過ごすかが重要になってくる。1日2-3時間は語学センターの宿題と復習に充てるとして、残り時間をどう使うかだ。時間の使い方は人それぞれだが、筆者はより早く中国語を上達させたかったからネットで言語交換の相手を探して、台北市内のカフェでひたすらお喋りしていた。筆者は幸い?お喋り好きなので初対面の人相手でも普通にお喋りできたから中国語で会話をする習慣は言語交換で養った。1回の言語交換で平均2-3時間はお喋りしていたと思う。

話す能力も大切だが、大学に入った後は中国語でレポートで書く機会もあるからそれに備えて書く能力も養いたかった筆者は、Lang-8というサイトで中国語の文章を書く練習をしていた。このLang-8というサイトを簡単に説明すると、自分が学習している言語(筆者なら中国語)を使って文章を書き、その文章をネイティブスピーカー達が添削してくれるというものだ。これも一種の言語交換ではある。有料プランもあるが、基本的には無料。こうしたアウトプットを行うことで必然的にインプットも行うことになる。なぜかというとインプットを行わないとアウトプットできないから。だから、アウトプットのためのインプットを普段から行っていた。個人的にただ単純にインプットするよりは意義があると思う。

lang-8.com

最後に

あくまで筆者の個人的な意見ではあるが、中国語能力に自信がない状態で無理やり大学に入る必要はないと思う。1年浪人してもいいからしっかり勉強してから本当に行きたい大学、勉強したい学部をきちんと決めて入ったほうが4年以上もある大学生活を無駄にしないと思う。